プログラムの紹介”

AISでは講座のテーマと、ワークショップに使える時間、参加者数、参加者に学んでほしいことなどをお聞きして、オーダーメイドでプログラムを作成します。
ここでは、AISが提供できるプログラムやテーマの代表例をあげます。
この他にも多くのテーマに対応可能です。お気軽にお問い合わせください。

ワークショップのテーマの例

A.世界の状態を知り、考えるワークショップ

A1SDGsはじめの一歩~SDGsって何?~ 「SDGs持続可能な開発のための目標」について、それぞれの課題はどんな状況なのかを知り、できることを考えましょう。➡プログラム例
A2SDGsすごろく国連地域広報センター(UNRIC)が作成した「ゴー・ゴールズ!すごろくでSDGsを学ぼう」を使って、クイズに答えながら世界の課題について幅広く学びます。
A3リボンで確認 つながる世界世界の国や地域がさまざまにかかわりあいながら存在していることを体験する。世界のできごとのシミュレーションを通じて、世界が密接につながっていることを知る。
A4世界の課題の関連性を見つける~地球の課題、地域の課題~遠い世界の課題と身近な地域の課題を出し合って、それぞれの関連性を見つけます。Think Globally, Act Locally の基本です。
A5世界で起きていることは?~「地球の食卓」を使って~ 写真家ピーター・メンツェルの「地球の食卓」写真(世界24カ国の家族と1週間分の食料を撮った)を使って、世界の状態(格差や伝統)を読み解きます。

B.世界の課題について知り、考えるワークショップ

B1私たちが関係しているの?① ~ゾウとポテチとわたし~一見何の関連もなさそうな3つの言葉の意外な関係を紐解き、消費者としての選択の在り方を問います。➡プログラム例世界のニュースと関連付けて考えるバージョンもあります。
B2私たちが関係しているの?②~作って△~開発途上国の働かざるを得ない子どもになって、生活を選択してゆくシミュレーションゲーム。その子の気持ち、社会背景、児童労働の過酷な状況について知ります。当事国のニュースから児童労働を無くす難しさを知るバージョンもあります。
B3戦争のつくりかた敗戦後、戦争放棄をかかげたはずの日本。戦力保有ゼロから再び戦争のできる国になるまでの軌跡を検証し、望ましい未来へ進む道筋を考えます。
B4私たちにも関係してくるの? ~アートから見る戦争の日常~デジタルアートをヒントに戦争で変化する日常を想像し、戦争が起きる原因や対策を考えます。

※その他、今、AISで注目しているテーマ

  • 食料自給
  • 政治参加
  • ファストファッション
  • エシカル消費
  • 違法漁業
  • プラスチック
  • エネルギーの世界地図

C.多文化共生について知り、考えるワークショップ

C1留学生寮で問題発生 ! ~メゾン多国~異なる文化を持つ外国人になりきって問題を話し合います。はたして現状は良くなるのか。価値観が違う人々が共同で問題を解決するのに必要なことを考えます。➡プログラム例
C2体験しよう、言葉が通じない世界 ~バーンガ~言葉が通じないとどんな気持ちになるでしょうか。皆と違う行動する人をどう思うでしょうか。カードゲームで文化の違いを体感して、異文化摩擦を理解しましょう。
C3共生問題を考える ~桃太郎伝説 あなたは受け入れる?~日本には様々な理由で外国人がやってきます。私たちはどんな迎え入れ方をするでしょうか。シミュレーションしながら、自分の考え方を明らかにしていきます。
C4自分のなかに偏見はある?~理想の隣人~隣に住む人を選ぶことで自分の中にあるアンコンシャスバイアスを確かめます。
C5思い込みや偏見をなくそう ~「違い」のちがい~いろいろな違いを分ける作業を通して、無意識に持つ思い込みや偏見に気づき、人権や差別について考えます。
C6多文化共生は本当に必要か様々な理由から日本で暮らす外国人、多様化する価値観や習慣を持つようになった日本人。異なる人々が共に暮らす意味はあるのでしょうか。本音で考えてみましょう。

D.協働するためのコミュニケーションスキルを養うワークショップ

D1仲間探し簡単な作業を通して、人によって異なるとらえ方の多様性を体験します。
D2話し合いスキルを上げる ~無人島ゲームを使って~人間が生きていくために最低限必要なものをグループで考える作業を通して、アイディアを出す、合意形成するなどの話し合いスキルをアップします。
D3ペーパータワーを建てようグループでアイディアを出し合って、与えられた課題を協力して解決する方法を見出します。
D4発想力をつける~モノのあたらしい使い方~「質より量」でたくさんのアイディアを出し合って、発想する力を高めます。
D5そのことばって・・・~ことばの玉手箱~親子、家庭内でのコミュニケーションを今一度見直し、お互いを理解し、信頼できる関係を築けるコミュニケーションスキルを学びましょう。➡プログラム例
D6自分ってなーに?(自己理解)様々なアプローチで、自分を発見しましょう。良い所もちょっと悪い所もある、自分のことがより好きになるかも!
D7対立を激化しないコミュニケーション対立する(異なる考えを持つ)ことは悪いことではありません。ただ激化しないように、建設的なコミュニケーションとなるコツをつかみましょう。

E.国際理解教育のワークショップやファシリテーターについて体験的に知るワークショップ

E1国際理解教育のプログラムの作り方参加型で行う国際理解教育のプログラムの構成やよく使う手法、大切にしていることなどを知り、自分でプログラムが作れるようになることを目指します。
E2ファシリテーターのワザ①問いを立てるアクティビティを行ったあとにどのような「問い」を立てるかで、考えの深まりが変わります。どのように問いを考えるとよいかを体験から学びます。
E3ファシリテーターのワザ②言葉がけ参加者、一人ひとりの意見を引き出すために、ファシリテーターはさまざまな言葉がけをします。どのような言葉がけをすると効果的なのかを考えます。
E4ファシリテーターのワザ③話しやすい場づくり参加者が安心して参加・発言できる場をつくることもたいせつなファシリテーターの役割です。どのような工夫ができるか考えてみましょう。
E5やってみよう!①アイスブレイク参加の緊張をゆるめるためにワークショップのはじめなどに行うアイスブレイクにはいろいろなものがあります。いくつかを実践して使えるようにしましょう。
E6やってみよう!②アイディア出し(ブレインストーミング)アイディアを集める段階では、それだけに集中するのがワークショップの進め方です。とりあえずたくさんのアイディアを集めるにはどうしたらよいか学びましょう。
E7やってみよう!③ウェビング(派生図・WEB図)考えを深めたり、因果関係を確かめたりするために用いる手法がウェビング。効果的な実施方法を体験してみましょう。
E8やってみよう!④カード式分類・整理法(KJ法)一人ひとりのアイディアを集めて、カテゴライズ、ラベリングなど分類整理する方法を実際にやってみましょう。
E9やってみよう!⑤ランキングピラミッドランキングやダイヤモンドランキングを体験し、どのようなときに使えるかを考えましょう。
E10やってみよう!⑥リフレーミング短所を長所になど、見方をかえることでどんな発見があるか体験してみましょう。
E11やってみよう!⑦傾聴「傾聴」の考え方を知って「聴く」トレーニングをしてみましょう。コミュニケーションスタイルが変わるかも!
E12一度は体験してみたい!有名アクティビティ国際理解教育には、「バーンガ」「貿易ゲーム」「無人島ゲーム」「世界が100人の村だったら」など世界的に知られているアクティビティがあります。どんなものかを知るには体験してみるのがいちばんです。体験してみたいアクティビティがあれば、お問い合わせください。

ワークショッププログラムの例

A1.<SDGs>SDGsはじめの一歩 ~SDGsって何?~

1.ねらい:2030年のゴールまでの折り返し地点まできた「SDGs持続可能な開発のための目標」について、それぞれの課題はどんな状況なのかを知る。

2.所要時間:90~100分

3.対象:一般

4.内容:

  • <ガイダンス>
    • 今日やること、ワークショップの説明
  • <アイコンとことばのマッチング>
    • SDGsの17の目標を示したアイコンに合う目標を表す言葉を、読み上げながらグループで考える。
    • 各目標の分かりにくい言葉などに解説を交えながら、答え合わせをする。
  • <ハンガーバンケット>
    • 世界の人口と富の状況をクラスの人数とモノ(チョコレートなど)に凝縮して、視覚で世界の格差を実感する。
    • モノ(チョコレート)は何を表しているかをグループで話し合う。
    • 発表共有する。
  • <SDGsがとりあげる世界の課題>
    • 世界の現状をあらわす写真を見て17の項目のどれに関連するかを考える。
    • 発表共有する。
    • ファシリテーターより出てこなかった項目の補足。
  • <まとめ>
    • 参加者の感想
    • ファシリテーターより内容のふりかえり

※ハンガーバンケットでお菓子などをご用意頂けない場合は、代替品を用意します。

B1.<課題との関係>私たちが関係しているの? ~ゾウとポテチとわたし~

1.ねらい:身近なポテトチップスを通して、ゾウが絶滅に瀕しているという世界の課題に自分の消費者行動が関係していることを知り、どうすればよい状態にできるのかを消費者の視点から考える。

2.所要時間:90~100分

3.対象:高校生以上

4.内容:

  • <ガイダンス>
    • 今日やること、ワークショップの説明 
  • <クイズ>
    • 身近な食品や日用品に共通する原材料は何か?
    • パームオイルの解説
  • <ロールプレイ~読み合わせによる>
    • 先進国の消費者、企業、現地政府、地主、農民のそれぞれの立場を読み合わせる。
    • 問題点はどこにあるかを話し合う。
    • 現状紹介、補足説明
  • <自分たちにできること>
    • 消費生活を通じてできることはないかを話し合う。
    • 資料紹介など
  • <まとめ>
    • ファシリテーターより内容のふりかえり
    • 参加者の感想

C1.<異文化コミュニケーション・課題解決>留学生寮で問題発生! ~メゾン多国~

1.ねらい:対立を解決しようとするロールプレイを通じて、文化が違う人同士がともに生きていくために大切なこと、また多文化共生や異文化理解をすすめる意味を考える。

2.所要時間:90~100分

3.対象:高校生以上

4.内容:

  • <ガイダンス>
    • ワークショップのルール、ファシリテーターの説明
  • <メゾン多国>
    • キャラクターの書いてある指示書をもとに、文化が異なる留学生寮の住人になりきる準備をする。
    • キャラクターを演じつつ、寮で起きた問題ついて会議をする。
    • 会議の感想を言う。
    • 留学生それぞれの文化を読み上げる。
    • 問題解決に向けて再び会議を行う。
    • 会議の結果と2回の会議の進め方についての違い又は同じ点を報告する。
  • <体験のふりかえり1>
    • 2つの会議に違いが生まれた理由、又は同じだった原因を考え発表する。  
  • <体験のふりかえり2>
    • 文化が違う人と共に生活することのメリットとデメリットを考える。
    • 文化が異なる人と課題解決をするためには、どんなコミュニケーションスタイル が良いか考える。
  • <まとめ>
    • ファシリテーターより内容のふりかえり
    • 感想を聞く

D5.<コミュニケーション>そのことばって・・・ ~言葉の玉手箱~

1.ねらい:親子、家庭内でのコミュニケーションを今一度見直して、お互いを理解し、信頼できる関係を築けるようなコミュニケーションスキルを学ぶ 

2.所要時間:90~100分

3.対象:PTAなど

4.内容:

  • <ガイダンス>
    • 今日やること、ワークショップの説明 
  • <バースデイリング>
  • <あなたはどっち? ○か×か>
    • 相互理解をするために、コミュニケーションが必要であることを理解する
      • ○×クイズに個人で答える
      • 2人1組でお互いの答えを ○×だけで伝え合う
      • 今度は なぜ○(×)なのか説明しながら答えを伝える
      • 感想を全体共有
  • <言葉の玉手箱>
    • 自分が受け取った言葉を振り返り、どんな言葉が信頼関係を築けるコミュニケーションにつながるのか考える
      • 個人作業でじぶんが今までに受け取ったことば(嬉しかった、励まされた)(悲しかった、傷ついた)を書く
      • 出てきた言葉を集め、それぞれの特徴や共通点を考える
      • 発表、全体共有
  • <言い方・聞き方ゲーム>
    • どんな話し方、どんな聴き方が円滑なコミュニケーションに必要か
      • いくつかの言葉を言い方を変えて伝えてみる
      • 異なる3つの聴く態度(熱心な、いい加減な、偉そうな)を2人1組ペアを変えながら、体験する
      • 気付いたこと、感想 全体共有
  • <傾聴>
    • コミュニケーションをとる練習