東北地方は今回初めて行きました。なので震災前がどんな様子だったのか知りません。
ある程度災害後の片付けが済んだ今、言われないと、そこに人々の生活があったということが、分かりません。
自分はそういう案内をしてくれるバスに乗ったので(ちなみに普通の観光バスと一緒で有料です。景勝地には特には行きません)、知ることができましたが同乗したお客さんは13名ぐらい。
シルバーウィークなうえに、空きホテルがないくらい全国から宮城に人が詰めかけていた時なのですが、こんだけしか来ないの?!皆興味ないの?!とちょっと驚きました。
4年経って人々にとって、震災は覚えてはいても行動にうつすべき事柄ではないとなってしまったのでしょうか。
ボランティアは未だに必要とされていると聞きますが、今来てくれる人はピークの3%とか。
今までずっと「覚えている」ことが大事と言われてきました。この数日のメディアの取り上げ方もそれを表していると思います。
が、それだけでいいとは思えなくなりました。かといって、何をすればいいのか。自分ができることが分からないこともさることながら、人々にとって何がどうなればいいのか、連日の特集を見ていてもわからなくなります。それではできることが分からない。
景色だけでなく、生活の仕方も変わってしまっているほど、5年は長いです。
ほんの一地域ですが、実際に見てこれはアカンと分かったのに、半年経つのに何にも見つけられない自分が歯がゆいです。
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